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犯行の手口が巧妙化していく中で増えつつあるのが、カム送り解錠です。
カム送り解錠とは、どのような手口なのでしょうか?
■ カム送り解錠とは?
カム送り解錠とは「バイパス解錠」とも呼ばれる手口です。錠ケース内部に特殊な工具を直接差し込んで、デッドボルトと呼ばれる「かんぬき」を動かして解錠します。
カム送り解錠では錠シリンダーの付け根部分の隙間から特殊工具を差し込むので、痕跡が残りません。カム送り解錠の対策には、解錠対策部品を取りつけます。
■ 防犯対策が必要な錠
簡単にカム送り解錠ができたり、カム送り解錠が可能な錠ケースがあります。
錠前製造業者が用意しているカム送り解錠対策部品というものがあるので、製造業者の相談窓口に相談してみるといいでしょう。
■ 補助錠を取り付けて防犯対策
侵入犯罪ではほとんどの場合、10分以内に侵入できないと犯行を諦めます。そのため侵入に時間がかかる補助錠の設置はかなり有効です。
同時に振動で大きな音が出る防犯アラームや、センサーが人の動きを感知して照明する防犯ライトなどと併用すると、さらに防犯対策は有効になります。
■ カム送り解錠の防犯対策
カム送り解錠対策部品などでドアと錠シリンダーの隙間を塞いだり、補助錠を取り付けたりするのが、カム送り解錠の基本的な防犯手段となります。
・リングスペーサーでドアと錠シリンダーの隙間を塞ぐ
・補助錠をつける(ワンドア・ツーロック)
・防犯アラーム、防犯センサーなどの防犯用品の活用 |
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